ごあいさつ


私ども伊と幸は1931年に創業した、和装用白生地のシルクメーカーです。
創業当時より、日本の絹「伊と幸」の白生地として、御皇室御用達の後染め生地等としても御用命を賜っております。
絹の原材料である繭にもこだわり、1996年、日本初の繭・生糸から白生地までの統一ブランド「松岡姫」をスタートしました。純国産絹が、日本国内の流通量のわずか0.5%未満ともいわれておりますが、私どもは、今も、日本国内の優良JA養蚕農家と契約し繭生産を続けております。

私どもがこれまで培った和の感性や、伝統美・匠の技を生かしたいと考え、2012年には絹織物を内装資材へも応用し、ガラスの中に絹を封入した内装材「絹ガラス」などインテリア事業を展開しています。
絹のたんぱく質組成が私たちの肌に近く、人との親和性が高いことや、生分解性をもち環境負荷をかけないことに着目し、2021年より暮らしに寄り沿う絹製品の開発に取り掛かりました。

2022年発表した新ブランド「姫+」( ヒメプラス ) は、純国産糸「松岡姫」をカバリング糸として使用した、業界初の構造をもつ、天然原料のみの「洗えるシルク」です。
私たちは、伝統産業の基盤を守り、サステナブル素材「絹」の更なる可能性を見い出し、日本のものづくりを進めて参ります。
天の恵みである絹文化を支え、自然と共生できる新しい未来の創造をめざしています。

代表取締役社長 北川 幸

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